エフェクター

Line6 m9 VS Novasystem

Line6とNovasystemの比較を描こうと思います。

私は2つとも所有していたので、感想を書いてこうと思います。

TCelectoronic Novasystem

特徴

  • 全体的にクオリティーの高い音が入っています。現在4万円程度で買えるエフェクターとしては高品質だと思いますが使い方に癖があるので、それが許せる方にはおすすめです。
  • スイッチに特徴があり、スイッチを長押しして離すと切り替わります。
  • 1つのバンクに対して使用してるエフェクターのオンオフができるので便利です。
  • バンクはセグメント番号-バンク番号(例1-3)となっており、1セグメントに3つのバンクがあります。

 オレンジ色で書かれた矢印や番号がそれぞれバンク切り替えの機能に必要なボタンです。
 切り替えがめんどくさいです。バンク切り替えはオプションのGスイッチやスイッチ3等を導入すると楽になります。1曲でブースターだけ、モジュレーションのオンオフだけなら、本体のスイッチオンオフでできるので、特にバンクを作らなくてもいいと思います。同種類のエフェクターを切り替えたい場合、オプションのスイッチをつけたほうが、良いでしょう。個人的には、MIDIスイッチとエクスプレッションペダルをつけるのがベストだと思います。
例)1曲の中で、トレモロとフェイザーを使いたい、オーバードライブとディストーションを使い分けたい等

音づくり

音作りは細かくできます。特にデュレイなどは細かく設定できます。
便利なのは、ファクトリーデフォルトのボタンがあり、このボタンを押すと、エフェクターの工場出荷の設定に戻せますので、音作りに迷った際はすぐに戻せるので便利です。

操作性

バンク切り替え方法

  1. Pitchのボタンを長押し
  2. スイッチが点滅するので左のスイッチでセグメントを選択(MODで上がり、Pitchで下がります)
  3. バンク1から3を選択します。
    と、バンクを変えるには長押し1回、ボタン1回なので、ライブでは大変です。
    個人的にはフットスイッチをオススメします。これがあれば、1回でバンクチェンジできます。

純正フットスイッチ(Swich3)を使ったバンク切り替え方法

  1. バンクは1~3を踏めば変更できます
  2. セグメントの変更は1か3のスイッチを長押し、本体のプリセットバンクボタンが点滅したら、1でセグメントがダウン、3でアップします。
  3. バンクが決まったら長押しで離すと切り替わります。

エクスプレッションペダルについて

  • エクスプレッションペダルでは
     ボリュームペダル(デュレイ音等も残ります)
     ドライブ(ゲイン、レベル)
     モジュレーション(スピード、デプス、ハイカット、ワイズ)
     デュレイ(タイム、フィードバック、ハイカット、ミックス)
     リバーブ(デュケイ、プリデュレイ、カラー、ミックス)
     ピッチシフター(ボイス1、ボイス2、ミックス)
     の項目がペダルでコントロールできます。
  • ペダルは各プリセットごとにセッティングできます。
  • ワーミーペダル、ボリュームペダル、
  • ERIENEBALL VP JUNIOR 250Kはエクスプレッションペダルとして使用できます。
     TRSフォンケーブルで本体PEDAL IN端子に指すと使用できます。
  • BOSS FV-30Hは使用できませんでした。購入時にご注意ください。
  • 私は使用しておりませんが、BOSS FV-500H、KORG XVP-10等は使用できるようです。

個人的感想

個人的にはNovasystemをフルに生かしたい場合、MIDIペダルと
エクスプレッションペダルを使うことをお勧めします。
本体、純正スイッチでは1-1~1-3までの長押しすることで、2-1や0-1などに
変更いたしますが、MIDIスイッチを使用した場合、
0-1⇒1
0-2⇒2
0-3⇒3
1-1⇒4
と、セグメント関係なく、各音へ変更するので使いやすいです。
また、エクセプレッションペダルがあることで
ボリューム調整やワーミーなどあるといろいろ便利です。

利点
  • 1つ1つの音がクリアーで原音の音が生きやすい
  • 意外と軽い(2.7Kg)
  • 1台で完結できる
  • スイッチの周りリング型のランプがついていて高そう
欠点
  • 高さがあるのでエフェクターボードに入らない場合がある。
  • ボタンを離すと音が変わるので注意が必要
  • バンク切り替えが不便。
  • えぐいエフェクターがなかったり、ナチュラルな音が多いため、物足りないように思うかも。
  • ファズやアコースティックシュミレーター、リバースデュレイ、ルーパーなどがない。

Line6 m9

特徴

  • コンプ、歪、モジュレーション、フィルター、ディレイ、リバーブすべて入っており、それぞれも数種類づつ入っているので、1つもっておけば、困ることがありません。特にフィルター系がここまで入っている機種はないと思います。
  • ACアダプタがでかいです。
  • 大きさはmm4やDM4などと同じくらいです。個人的にはこれらを書くくらいなら、こちらを買ったほうがいいともいます。
  • Novasystemと比べると音がこもって聞こえる。別に音が悪いわけではなく、個性が強い。
  • エフェクターの同時使用数は3つ。そのため、「コンプ+歪+モジュレーション+ディレイ」など4つ同時など
     使用したい場合、 1台で対応することは無理。

音作り

基本的には右上のつまみをいじって行います。6つのうち、一番左上のダイヤルを押すと、エフェクターのジャンル(コンプとか歪とか)がかわり、液晶の色も変わります。回すとエフェクターの種類が変わります。
感覚的に操作できるので簡単です。

操作性

上記に書いた通り、ダイヤルを回せば簡単に音作りできます。
また、エクスプレッションペダルをつけることで、ワーミーになったりします。

利点
  • コンパクトなので、他のエフェクターと一緒に使いやすい
  • 個性的な音が多く、それぞれのエフェクターの効果が分かりやすい
  • ルーパー内臓
  • 飛び道具が多く、1台あれば大体のエフェクターはカバーできる
欠点
  • 同時に3個までしか使えない
  • ボタンの間隔が狭い

【効果的な利用方法】
モジュレーションや飛び道具、ルーパーなど1台あれば、作りたい音は出せると思います。
ただし、エフェクターが3個までしか同時に使えないため、1台で全部カバーすることは難しので
モジュレーションだけ、飛び道具だけと、1部用途に絞ったほうが生きるエフェクターだと思います。

両者を比較して

比較した結果

TCelectronic Novasystemがオススメな方

  • このサイズで高音質な音を求めている方
  • オーソドックスなエフェクターしか使わない方

Line6 m9がオススメな方

  • 他のエフェクターと一緒に使用する方
  • 飛び道具を使いたい方